光と風に揺れながら

主翼の下方に

遠く続く光の群れ

大通りへ流れてゆく無数のヘッドライトと

広がる街の灯

ショッピングモールと思しき周辺では

温浴施設や食事へ向かう

家族連れの笑い声が聞こえてくるかのようで

喧噪にまみれた

斑模様の心の奥まで

外気の冷たい風がそっとしみ込んでゆく

そんな気がした

のぶお。

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